だいさんだん。ぶんぼうぐ。
文房具コーナーたのしいよね、の話をしようとおもっていたら既出だった。
ので、文房具たのしいよね、のきっかけになった話をしようと思う。
わたしの父は飽き性で新しいもの好きで、よく新製品を買ってくる。
思えばわたしが初めて与えられたパソコンも父のおさがりで、その与えられた理由は ”父が新しく発売されたパソコンを自分用に買ったから” だった。ちなみに某林檎製品のタブレットだとか小型版だとか、ペンシル含めたほとんどのものをわたしは持っているのだけど、それらはすべて父親から買い与えられたものだ。
で、当然のごとく怒られる。父が、母に、だ。
我が家、ありがたいことに一家が生活に困らないだけの収入はあるものの、すごく裕福というわけではない。お金は有限だし、片付けるスペースだって限られている。それに、そんな電子機器の全部をちゃんと使いこなせるほどの人員はいない。別にプログラマー一家ではないのよ。
専業主婦である母は父のお金の使い方に対してそれほど強くは出ないけど、それでも度を超すと口を挟む(母、電子機器に対してびっくりするほど疎いので、口を挟みながらもよくわかっていないんじゃないか、と思いながら娘は見ている)。
そこで父が目をつけたのが文房具で。
かさばらない、子どもが使う、消耗品である。そして何より安い。
お誂え向きすぎる。
こうして文房具の新製品を買い与えられ、わくわくしながらカタログをめくる娘が爆誕したというわけ。
文房具のカタログ、見たことありますか?店頭で買うのでもネットで買うのでもない、本物の冊子になってるやつ(本物の冊子って、何?)。
まあみんなあるか。そんなに珍しいものでもないしな。
余談だが、父が買ってきた文房具類は今や収納場所を失い、段ボール1箱分になって父の部屋に置いてある。
娘、たしかに文房具は使う。
使うけど、そんなに大量消費するわけではないのよ。ボールペン1ダースって何???業者か?????
娘、お気に入りのやつは当然繰り返し使うわけで、いうてそれほど新製品を求めまくっているわけでもないしな。
母はそんな父を見て渋い顔をしないわけではないのだけど、「そんなに買ってどうすんの誰が使うの!」なんて言いながらそれでもなんだか楽しそうにしている。
電子機器よりはるかにちゃんと話についていけるからだと娘は見ている。
父に「こんなやつない?」と訊く母、実にたのしそうで見ているこっちがにっこりしてしまう。
文房具の話を書こうとしたのに気づけば両親の惚気になっていた気がする。
仲良しで何よりだが。
こんなんでよかったのか?
お題ありがとうございました、ご希望に添えた気は不思議とまったくしていないのですが書いていて楽しかったです。
また是非!!!